6月22日(土)、Kosha33ライフデザインラボ(横浜市中区)にて、『人生100年時代「教育とはなんだろう?」~教育のこれまでとこれから~』をテーマにしたワークショップを開催し、多くの方にご参加いただきました。
ライフドック横浜設立当初からの念願であった「教育」についてを、多くの方々と考えさせていただき、とても学び多き幸せな時間でした。
世の中がものすごいスピードで変化している現代社会において、「残したいもの(継続)」「変えたいもの(変化)」を考える対話では、本当に多種多様な経験がリアルな言葉で語られ、さらに深掘りしたいテーマの分科会では、教育に関して更にこれから考えて行きたい事に分かれて、ジーックリと話し合って行きました。
まだまだ話し足りないと思いますし、とはいえ個人の力でどのように変えられるのかという事にモヤモヤしている方もいらっしゃるかと思います。素晴らしいモヤモヤだと思っています。
ライフドック横浜のイベントは、毎回 本当に素晴らしい方々がご参加下さり、今回はいわゆる「講師」や「パネラー」のようなインプットの形式を取らず、等身大の個々人の知恵や経験や課題意識を持ち寄りながら、そこに集う人達から気づきを得て今後の「指針や選択肢」を模索する.という事にチャレンジしてみました。
ライフドック横浜が心から大切にしている「重要な他者」の出会いを本当にありがとうございます!
当日の様子(写真)はこちら(Facebookページへジャンプします)
一之瀬 幸生
子どもの教育も色々な可能性と選択肢がありますし、大人も自分次第でどんどん学んでいける気がしました。
私が印象に残ったのは、「自分のリミットを外す」「どんな状況でも子どもを信じる」「”生きる”を軸に考える 」「仕組みを学ぶ
環境をデザインする」。
また、社会の変化を実感するためにも若者から学ぶことも大切と切に感じました。
参加者アンケートには、”対話がよかった” という感想が多く、たしかに、写真を見るとみんないい表情です(^^)
重要な他者からの学び、これも教育の本質かもしれません。
「教育」というテーマは、ライフドック横浜がそういう名前になる前から、メンバーが集まっては延々と情報交換をしていたテーマであり、私たち自身が教育を仕事にしながらも、だからこそ模索し続けている終わりのないテーマです。
教えを乞いたい人たちはたくさんいるけれども、でも実はライフドックに集まる人たちこそすでにものすごく多様で豊富な知見を備えていて、誰かが先生にならなくとも。
それぞれの経験と今見えている視野を重ねていくことで、きっと見えるものがある。そんな学びのデザインの実験でもありました。
実際にひらいた3時間は、本当にあっという間でした。私自身が迷っていたこと、知りたかったことの答えがこの場にはあり、ずいぶん長いこと見えなかった視野はずいぶん晴れました。来てくださったみなさんにとっても、そうであったらいいなと思います。
唯一の答えとかは、用意されていない場でした。
でも本来「教育」の場っていうのは、そういうものなのだろう、ということが私の見出したことのひとつです。
それぞれがそれぞれの道を模索している。それぞれが違うものを探しに来ている。それぞれが違ったものを持ち帰る。思ってもいなかったことを持ち帰ることがある。
それでいいんだと思うんです。
みんながすごい速度で情報を通り過ぎてゆく。そんな中で、長い時間をかけて一緒に過ごす、そこに何かが生まれるかもしれない、そういう仕掛けの中でともに過ごすということが、ますます大事になるだろう。
そんなことを改めて感じる得難い経験、素晴らしい時間でした。
高安 千穂
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